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今回は『デリリュウム・トレメンス』をご紹介。
癒しを与える青いラベル。可愛らしいタッチの象さん。
女子受けするフルーツビールかな?なんて思ったけどそうじゃない。
「デリリュウム・トレメンス」はオランダ語で「アルコール中毒による震え」って意味。
縁起でもない商品名つけるなよ
こういう遊び心?溢れるネーミングは外国らしいよな。
造っているのはベルギーのヒューグ醸造所。
ビンの上から白土みたいなコーティングがされてて、一層怪しい感じが漂っております。
アルコール度数は8.5%とお高め。
330mlでお値段は664円(税込み)。
ってことでグラスへ注いでいく。
淡いね~淡いですよ。
ほんのりと濁った淡い黄金色ビールですな。
泡は目が粗いんだけど濃密で、グラスでしっかり層を保っております。
さらには、泡がグラスにへばりつく感じもあって、ビジュアル的にはGOOD!
そんでもって香りを確認。
フルーティー&スパイシーな香りだな
何とも魅力的な香り。
バナナ?リンゴ?みたいなフルーティーな香りが最初にする。
けど、その後からコショウのようなスパイシーな香りも漂ってくるのよ。
この相反するテイストが、絶妙にマッチしてて魅了してくるのなんのって。
しかもアルコール度数が8.5%。これは期待できないわけがない。
ってことでそのまま飲んでみると…
スパイス&酸味が尻上がりに強まってくぅ~~!
マイルドな口当たり。そして舌触り。
心地よさに包まれるのかと思いきや、その後すぐにヤツがやってきた。
熟成に熟成を重ねた酸味。そしてスパイシーな香り。
両者が轟音を響かせるように脳天を刺激してくるのだ。
淡くて軽やかなビジュアルからは想像できないほど強烈な味わい。
可愛らしい象さんのイラストは完全にフェイク。俺らを騙す巧妙な罠だったのだ。
これは「アルコール中毒による震え」って意味がわかる。
あまりに強烈で、しかも尻上がりに強まるドSな感じ。
この刺激を皆も味わってみてくれ。