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修道院ビールを前にすると、やはり気分が高揚するもので。

そんなわけで今回紹介するのは『ロシュフォール10』。

 

ベルギーにある「サン=レミ修道院」が造る、熟成感たっぷりの一杯。

ロシュフォールは他にも「ロシュフォール6」と「ロシュフォール8」があるんだけど、数字が大きくなるほど色が濃くなるしアルコール度数が高くなるし、値段も凄まじくなる模様。

今回の『ロシュフォール10』はシリーズNo,1のクオリティ。

世界中で11か所のトラピスト修道院で造られる「トラピスト・ビール」のひとつ。熟した果実を思わせる甘みとフルボディの複雑な味わいが特徴のダークビール。

ベルギーで最もアルコール度数の高いビールのひとつ。12~14度位に冷やしてお飲みください。

アルコール度数は脅威の11.3%。

330mlでお値段797円(税込)。とりあえず高い。

少ない小遣いでチマチマやってるサラリーマン身分なもんで、800円もするビールに恐縮しながらグラスへ注いでいきます。あぁ怖い怖い。

修道院で造られるビールらしい、まるで黒ビールを思わせるダークなビジュアル。

ただ、よく見ると若干茶色っぽさがあり真っ黒というわけでもない。

泡は目が細やか。でも持続はそこまで…って感じで、シュワシュワと音を立てながら泡が形成されていく。

そんでもって香りを確認。

ぬま

これですよ。久しぶりの快感やな……

トラピストビール飲むの久しぶりなんだけど、やっぱり素晴らしいよな。

熟成感たっぷりの干しブドウの香り。それに加え、焦がしキャラメルのような甘くてほろ苦いテイストが鼻を介して五臓六腑に染み渡っていく。

アルコール度数も高いってことで、ツーンと刺激する感じもあり。

とにかく色んな香りが複雑に絡み合ってるような、そんな奥深さを放っている。

そのまま飲んでみると…

ぬま

あぁぁ……。これだよ…。この味だよ……

素晴らしい。拍手喝采。スタンディングオベーション。

あらゆる賛美を送っても送り切れないほどのクオリティ。とにかくメッッッッチャ美味しい。

口に含めると、修道院ビール特有の干しブドウの味わいが口いっぱいに広がる。

それも、熟成感がタップリなもんだから思わず顔をしかめちゃうのよ。

ただ、『ロシュフォール10』はどこぞの修道院ビールとは一線を介する。

熟成感たっぷりの酸味になかに、ふとキャラメルのような甘みやバナナのようなフルーティな味わいが含まれているのだ。

ロシュフォールの主張に耳を傾けると、1口のなかに様々な味わいが見え隠れしていて、次に飲む1口が前のソレと異なる顔になっていることも。

「ビールはゆっくり飲みなさい」という言葉を見かけたことがある。

クラフトビールの奥深さを説いた台詞なんだけど、まさしくこのビールにピッタリ。

消費者が美味しそうに飲む姿を想像しながらベストを尽くす醸造家の姿が目に浮かぶ。

素晴らしいラインナップの修道院ビールのなかでも、先頭を走るのでは?そう思わせてくれる一杯。