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今回は『オールド・トム』をご紹介。

イギリスのロビンソン醸造所で造っているビール。170年以上の歴史を持つ一杯。

猫ちゃんのイラストと灰色の配色がシンプルかつわかりやすいデザイン。

イギリスで最も古く、最も有名なビールの1つです。ロビンソン醸造所は170年の歴史を持ち、今もロビンソン家の6代目が当初からの味を守りながら運営しています。

オールド・トムはチョコレートやポートワイン、胡椒を感じさせる複雑で味わい深いビールです。

とのこと。6代目ってことは家族経営なんだろか?

アルコール度数は8.5%。

330mlでお値段494円(税込み)。

ってことでグラスへ注いでいく。

うおぉ!めっちゃ黒い!想像以上に黒いぞ!

まるで黒ビールを思わせる濃厚な色合い。てっきり濃い目のブラウンかな~なんて思ってたけど、ガッツリと黒。

泡も茶色っぽくて、黒ビールのそれとほとんど変わらず。

ただ、あんまり情報が出てこなかったけど、このビールもしかすると黒ビールなのか?

修道院ビールみたいな感じを想像してたけど、『OLD TOM』は黒ビールなのかもしれない。

正体をつきとめるため、まずは香りから確認していく。

ぬま

んん!?干しブドウのようなチョコのような…

修道院ビール特有の熟成された干しブドウのような香り。少なくとも黒ビールではなさそう。

ただ、そのなかにもチョコ?カカオ?みたいな香りが後からふんわり漂ってくる。

なんとも奥ゆかしいというか、コクがあるというか。まるで赤ワインを堪能しているかのよう。

香りの時点でわかります。絶対に美味しい。

よし、では今度は味わいを確認していく。

ぬま

くぅぅ~~~…。濃厚。そして強烈な干しブドウの酸味

凄い。スゴイヨ。すごくおいしい。

なめらかな舌触りから、瞬く間に口いっぱいに広がっていく強烈な干しブドウの酸味。

熟成に熟成を重ねたであろう酸味が俺の顔を梅干しのようにすぼめさせる。

でも、前述のチョコのような甘み&苦みも感じられる。

主張の強い酸味の陰に若干隠れてはいるものの、この味わいがアクセントを与えてくれる。

ただ、嫌味がないというか、後味はサッパリしてるから次の1口に引き継がれる感じはせず。

次を飲むときは、リセットされた状態で迎えることができる。そして強烈さに顔をしかめる。

この繰り返しがたまらん。

重厚で強烈な味わい。是非ともゆっくりと堪能するように味わってほしい。