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今回は『デイ・オブ・ザ・デッドIPA』をご紹介。
前回紹介したデイ・オブ・ザ・デッド ポーターと同シリーズ。
奇抜で突飛で斬新的なデザインが魅力あふれるデイ・オブ・ザ・デッドなんだけど、今回はそのIPAスタイルを頂いていく。
なんとも恐ろしくミステリアスなラベル。
ブルワリーはメキシコにあって、中南米諸国の祝日である「死者の日」を祝うために造られたんだとか。
そのシンボルである骸骨をデザインにあしらった経緯があるよう。
前回のポーターも何気に美味しかっただけに期待が高まる。そして今回は俺が大好きなIPAってことで気分の高揚はいつも以上。
アルコール度数は6,8%。
330mlでお値段397円(税込み)。
そして、いざグラスへ注いでいく。
オレンジ色が多いIPAにしては珍しく、ブラウンっぽいビジュアル。
濁りはほとんど無くクリアなんだけど、この一見変わった色合いが、骸骨のラベルと相まって不気味な感じを演出している。
ただ、泡に関してはIPAらしく目が粗めなんだけど濃密で、持続もしっかりある。
そんでもって香りを確認。
香りに関しては……そこまで主張がないな……
IPAにも関わらず大人しい香り。逆に不気味。もっとこう…激しい香りでビシバシ俺を刺激してくれるのかと思ってただけに拍子抜け(ドMなのは否定できない)。
何度か薫ってみると、シトラスのような爽やかな風味が軽~く漂う程度。
ほほう…。こんなIPAもあるのか。ただ、『デイ・オブ・ザ・デッド』シリーズがこんな所で終わるハズも無かろう。
果たして最後にどんなサプライズが待っているのか。ワクワクしながら飲んでみると…
うおぉぉ!!激しい!苦みの主張が凄い!
待ってました!!これぞIPA!これぞ『デイ・オブ・ザ・デッド』!!
口に含めた途端に広がっていく苦み。
あまりに激しい自己主張に、数多のIPAを胃袋に収めてきた俺でも「うおぉぉ!!」と唸るほど。
口いっぱいに広がる苦みに顔をしかめながら、スーッと消えていくのをひたすらに待つ。
5秒ほど、この苦みと連れ添っていると、ふとした瞬間にフワッと綺麗さっぱり消えていくのだ。
あれほどまでに主張の激しかった苦みが、影を見せず口から消えていく。
あの強烈な感覚が忘れられず、またアイツを求めて1口含める。
そしてまた自己主張の激しい苦みに顔をしかめる。このサイクルだ。これが『デイ・オブ・ザ・デッドIPA』の楽しみ方。
IPAにしては後味がサッパリしてるから飲みやすいかな?という印象。
ただ、始めの刺激はピカイチだからな。特にIPA初心者は心して飲んでほしい。