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今回はベルギーの修道院で造られるビール『シメイ・ブルー』を紹介する。
シメイ(CHIMAY)はベルギーのエノー州シメイって地名から。
エノー州シメイのなかにスクールモン修道院ってのがあって、そこで造られているビールなんだとか。
しかも、現在では日本でも数多く流出している修道院ビールのなかでも、シメイは最も多く市場に出回っている超メジャー銘柄。
アルコール度数も9%と高め。
ってことでグラスに注いでみる。
ダークブラウンに少し赤みがかかった色合い。
グラスへ注いでいくと、細やかで濃密な泡が一気に立ち始める。
そして持ちも良く、7:3の割合をいつまでも保ってくれる。
そして香りを確認。
焦がしたキャラメルのような香ばしさがあり、そのなかに干しブドウのようなものを感じることができる。
シメイ・レッドだと、干しブドウの香りが最初に香り、その後にキャラメル香があった。
ブルーの場合はレッドと順番が逆になってる。
ただ、それだけじゃなく干しブドウの香りにフルーティーさを感じることもできるのがブルーの特徴。
なんとも……スパイシーな味わい……。メチャクソに美味い!
飲んだ瞬間、キャラメルの甘みを感じる。
けど、その後すぐにフルーティ&スパイシーな味わいが口のなかでブワッと広がっていく。
酸味をすんごい感じるから、なんとも刺激的な味わい。
香り&味をひと通り楽しんだ後も酸味が口のなかで残ってて、ゆっくりゆっくり消えていく。
この味わいの変化、いつまでも残るスパイシーな味わい。
是非とも一口づつゆっくり楽しんでほしい。口に含むのは少量がベター。
本当に素晴らしい一杯になってると思う。
シメイを始めとした修道院で造られているビールを日本国民はもっと飲むべきだと思う。
マジでそう思えるほどにトラピスト(修道院)ビールは秀逸なものが多い。
シメイ・ブルー。是非とも飲んでくれ!