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今回は『アンカー・スペシャルエール -クリスマスエール-2018』をご紹介。
あのアンカー・スチームで名声をあげたアンカー社が造るクリスマスビール。
アメリカはサンフランシスコで造っている会社なんだけど、「感謝の気持ちを込めて」的なアレで限定販売しているんだとか。
しかも1975年から毎年「感謝の気持ちを~~」的な感じで造っているらしく、このクリスマスエールの人気の高さが伺える。
実際のとこ人気が高いのか会社側の「感謝の~」が強すぎるのかわからんがな(白目)
しかも毎年レシピも変えてるらしく、毎年どんな味わいが楽しめるかは栓を開けてみないとわからないサプライズ仕様。
ただ、傾向として多いのはシナモンやナツメグ、ハーブ、スパイス類での風味づけらしい。
アルコール度数は7%。
355mlでお値段537円(税込)。
ってことでグラスへ注いでいく。
そして栓を開けると初めにコーヒーのような渋さとキャラメルの甘みを含んだ豊かな香りがフワッと漂ってきた。
『あぁ…これ俺が好きなヤツじゃん…』なんて感動しながらグラスへ注いでいく。
コーヒーを思わせるダークなビジュアル。とにかく濃厚でクリスマスの華やかなシーンに添えても引けを取らない出で立ち。
そして濃密な泡も存在感を一層UPさせてくれる。
いつまでもグラスでしっかりと持続される目の細やかでもっちりとした泡。
そして、グラスに注がれた状態で改めて香りを堪能してみると…
コーヒーの香りに……どことなくスパイシーな感じもあるな…
前述のコーヒーの薫りが主張してくる。更にはキャラメルの甘い香りまで。
多重奏な漂いに感傷に浸っていると、突然スパイスのような刺激を感じる瞬間が。
まるで忍びのように静かに、そして必要最低限度に留めた、刹那のような刺激。
このエールビール、只者ではない。そう予感させる香り確認フェーズ。
そのまま飲んでみると…
おぉ!スパイシー感がUPしたぞ!!
飲んでみてアラびっくり。
さっきの刹那の刺激が、今度は前衛となってオフェンスにシフトしたのだ。
スパイス感の後衛→前衛へのポジショニングチェンジ。まさに芸術のよう。
今度は後衛にまわったコーヒー&キャラメルの味わい。前衛の刺激を邪魔せず、でも持ち味をしっかり伝えてくれる。
この攻守の入れ替わりが『アンカークリスマスエール』の素晴らしいところ。
スパイス感たっぷりのエールビール。悪くない。いや、素晴らしい味わいだった。