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世の中には本当、色んなブルワリーがあるもんで。
そして、新しい醸造所を発見すると、また新たな出会いを予感させてくれて。何とも嬉しい気分になる。
今日は少し嬉しい気持ちで紹介させて頂きます。『多摩の恵 -ボトルコンディション-』ってやつです。
造っているのは東京都福生市にある石川酒造。
俺の大好きな「TOKYO BLUES」シリーズでも有名な会社で、その別シリーズとなる「多摩の恵」を作っているんだとか。
西暦1887年(明治20年)にビール醸造の歴史を持つ。清酒「多満自慢」「たまの慶」醸造元石川酒造が1998年、111年ぶりにビールの醸造の歴史を復活させました。
当時は「日本麦酒」の名前で、そして今回は「多摩の恵」です。地下天然水を100%使用し、本当に美味しいビールであるために、ろ過も、加熱処理もしていません。
ベースとしてはペールエールらしく、発酵の終わったものに糖度の高い麦汁と活きのよい酵母を加えて瓶詰したらしい。
しかも、冷暗所であれば常温でも5年間の熟成が出来るんだとか。
熟成させればさせるほど、まろやかさ&コクが増していくんだろうな
時を重ねる度にどんな変化があるのか楽しむのも1つだな。
アルコール度数は5,5%。
330mlでお値段410円(税込み)。
ってことでグラスへ注いでいく。
想像以上に濃い!
「多摩」の「恵」だからもう少し淡くて優しそうな色合いかな?っておもってたのよ。
イメージ的に「奥」「華子」みたいな感じで。←大きな仕事が終わったばかりで未だ浮ついておりますがご容赦を。
黄土色っぽい感じで少し濁りもあるかな?
泡も目が細やかで持続はGOOD!
3分以上はグラスでしっかりと存在感を示している。
この濃厚そうなビジュアルと存在感のある泡。素晴らしい組み合わせだわ。
そんでもって香りを確認。
なんか、ほんのりと甘い気がするなぁ~
しっかりと鼻を近づけて薫ってみると、琥珀色のエールビールらしい、少し燻ったような香ばしさがある。
甘みを含んだ、そしてどこかスモーキーな感じ。
ただ、香り自体はそこまで強くなく、鼻を優しくつつくような感覚。
そのまま飲んでみると…
結構甘みがしっかりあるんだな!
口に含めると広がっていく、もったりとした甘み
粘り気というか口にまとわりつく感覚があって、1口飲むだけで、重厚な甘みを長~く堪能できちゃう。
舌触りもなめらかなことも相まって、その効果は凄まじいものに。
苦味はほとんど無く、あるのは濃厚かつ重厚な甘みと、最後にそっと出てくるエールの華やかな香りのみ。
飲み進めていっても、決して口のなかが飽きることがないのも、このビールの素晴らしいポイントの1つ。
たった1口で長く堪能できる甘み。それでいて飽きることのない造り。
何気に味わったことのないビールかな?新鮮味があったぞ。