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今回は『ボンセクール・ペールデュー』をご紹介。
ベルギーで造られるスペシャルなビール。
毎月の満月の日にしか醸造しないという、お洒落で少しキザなコンセプト。
スイングトップ瓶がまたキザ感を増しててイヤらしいな。
調べてみても詳しい情報がほとんど載っておらず。
アルコール度数は8%。
330mlでお値段820円(税抜き)。
ってことでグラスへ注いでいく。
おぉ…もう少しブラウン系かな?って思ってたけどブロンドっぽいな。
ただ、ビックリしたのが濁りっぷり。濁りがあるとかそんな次元じゃない。
ご覧の通り、酵母?みたいなものが浮いてるんだけど、グラスを揺らしても微動だにしない。
トロミがついてるの?なんて思うほど、この酵母みないなのが動かない。
こりゃ只者じゃないな。こんなトロッとしたビール初めて見た。
泡は目が粗くて持続はそこまで良くない。1~2分くらいで無くなる。
そんでもって香りを確認。
おぉ!?なんだかリキュールみたいな香りがするぞ!!
リキュールのキューっとした感覚が若干ながら感じる。
例えるならウィスキーのよう。トロッとした感覚といい果たして本当にビールなのか。
何度もグラスを近づけてみるんだけど、麦芽やホップのビールらしさは上がってこず。
飲んでみないと正体がわからん。ってことで飲んでみると…
すげえぇ……。
本当に美味しいビールと出会うと語彙力が一気に低下する現象。久々に来ました。
こりゃ本当に凄い。1口飲んだだけで色んな味わい・香りが次々と上がってくる。
まず最初は、まろやかな口当たりからイチジクのような果実の甘み。
そこからベルギービール特有の熟成感たっぷりの干しブドウのような酸味。
酸味のあとに来たのはキューっと尻上がりに強まるリキュール感。この尻上がりっぷりが凄い。
ガガガーーッと強まり、思わず目を丸くするほど。
それが収まると、最後にふと再来する干しブドウの酸味。これでフィニッシュ。
いや~、凄いの一言に尽きる。
口に含んでから最後の余韻が消えるまで1分くらいは要するだろうか。
少し含んでじっくり味の流れを楽しむ。そしてまた1口。
ツマミなんぞ不要。この余韻だけで最後まで飲み干せちゃう。
本当に素晴らしい。素晴らしすぎるの一言。
残念ながら貼れるリンクが無かったから頑張って探してほしい。
ちなみに購入したのは世界のビール博物館だからな。ソラマチまで行くかい?