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ベルギーの修道院で造られているビール。

今まで色んな修道院ビールを紹介したけど、今回はそのなかでも超由緒ある一品。

その名も『オルヴァル』

修道院で造られているビールのなかでも「トラピストビール」と名乗ることを許されている数少ない一杯。

※トラピスト会っていうキリスト教カトリックの1つ。200近くの修道院がありながらも「トラピストビール」を名乗ることが許されているのは7か所だけ。その1つにオルヴァルがある。

造り方も少し異なっている。

普通、ホップは煮沸時だけ投入するんだけど、オルヴァルでは発酵中にも加えているんだとか。

それによって、しっかりとした苦みとフルーティーな香りがハッキリするらしい。

修道院ビールって個人的にハズレがない。

期待値MAXで栓を開けたんだけど、まず驚くべきが香り。かおり!KAORI!

 

プシュっと栓を開けるだけで柑橘系の爽やかな香りが鼻に届く。

グラスに注いでみると、フルーティーな香りのなかに、どこかマッシュルームのようなものを感じることが出来る。

茶褐色の落ち着いた見た目。

泡立ちも良好で、キメが細かく持続することで爽やかな香りを包み込んでみる。

そして飲んでみると、次々と異なる味わいや風味が訪れる。まさに衝撃。

どんな感じかと言うと…

①麦芽の甘みが優しく広がっていく。落ち着いた味わい
②ホップの苦みがフワーっと優しく鼻から抜けていく
③キノコのような味わいが口のなかで余韻として残る

飲んでいるのがビールなのか錯覚するほど、一般的なそれとは異なるテイスト。

ぬま

常温に近い状態で飲むことを激しくオススメする

※冷やし過ぎると、オルヴァル特有の甘みやキノコの味わい、そしてフワーっと抜けるホップの香りが薄れる恐れあり

670円と高めながら価格に十分見合う味わい。

3段階で訪れる、どれもハイレベルな味・香り。是非とも皆も修道院ビールの代表格であるオルヴァルを堪能してほしい。

※専用グラスで飲むのが1番良いと思うけど、ワイングラスで代用してもOK