黄桜 ONE FOR ALL ALL FOR ONE　レビュー・感想

今回は『ONE FOR ALL ALL FOR ONE』をご紹介。

昨日の「NO SIDE」に引き続きラグビーワールドカップにちなんだビールが登場。

造っているのは清酒で有名な黄桜。

名前にある「ONE FOR ALL ALL FOR ONE」は「トライのために全員が役割をしっかり果たす」という意味。

ラベルにはスクラムを組む大男たち。

パワフルで力強いデザインだけど、スタイルはアンバーエールと少し落ち着いた雰囲気が予想されるビール。

しかし、使用するホップはモザイク。トロピカルな香りが特徴のホップなんだけど、それとアンバーエール特有のキャラメルがどのようにマッチングするのか。

アルコール度数は５％。

３３０ｍｌでお値段３５０円（税抜き）。

ってことでグラスへ注いでいく。

これぞアンバーエール。琥珀色、いやそれ以上にダークブラウン。

泡は目が粗いんだけど濃密でヘビーな印象。

力強く、そして泡の層が長い時間そのまま持続してるのも素晴らしい。

濃い色合いにモッチリとした泡。力強いビジュアル。まさにラガーマンのような出で立ち。

そのまま香りを確認していく。

濃密な泡で蓋がされている感はあるけど、甘くてどこか苦みのある香りが漂ってくる。

アンバーな見た目とマッチした焦がしキャラメルの香り。

ただ、香りとしてはそこまで上がってこず。濃密な泡のせいか、こんなものなのかは不明。

ってことでそのまま飲んでみると…

口に含めた途端、まるでＩＰＡのような苦みがスコーーン！と襲ってきたのだ。

ホップ中毒者には堪らない一撃。思わず唸る。

フルーティで爽やかな香りがフッと抜けつつ、ホップの苦みがスコーン！

その後、アンバーエールらしい焦がしキャラメルのような甘みがゆっくり広がってくる。

良い！良いぞ！この力強さ！まさに大男たちによるスクラムのような唸り。

落ち着いたビジュアルからパンチの効いた味わいのギャップ。期間限定を逃さないよう気を付けてほしい。