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今回は『マース・ピルス』をご紹介。

ベルギーの「アルケンマース・ブルワリー」が造るピルスナースタイル。

ここの醸造所は創業が1880年と、その歴史たるやかなり古いもの。

ラベルに小さく「ANNO 1880」って書いてあるけど、それが1880年創業って意味。

重鎮的存在ながら、大御所感をひけらかさない所がアルケンマースの余裕を感じる。

ただ、ほかに調べてみても大した情報がない。

なるほど。あえてPRせずとも世界中に流通させられる自信があるのだと。相当なものを感じる。

アルコール度数は5%。

330mlでお値段249円(税込)。

ってことでグラスへ注いでいく。

淡くてクリアで軽やかなビジュアル。

濁りも一切なくて「ゴクゴクいけちゃうそうだなぁ~」という印象を与えてくれる。

だけど泡は意外にもこんもり系で濃密系。

泡が無くなったあとも、こんな感じでグラスに残ってる。

ぬま

こういう泡って見ただけで期待が高まるよな

基本的に泡はそこまで気にしてない俺だけど、こういう濃厚そうな感じの泡はCOME ONなのよ。

ってことで香りを確認していく。

ぬま

キレのある苦みと軽やかな甘みだな。

爽快さを覚えさせるキレのある苦み。シュッと鼻を刺激してくれる。

更には原料となる糖類なのか、軽快な甘みも苦みとセットとなって押し寄せてくる。

濃厚な泡の美しいビジュアルも相まって、かなり美味しそう感が。期待が高まる……。

そのまま飲んでいく。

ぬま

苦さ控えめで……甘い系のビールだな

軽やかな味わいでドリンカビリティが高いのかな?なんて予想を覆す。

まろやかな飲み口に、主張の強い甘み。これは糖類によるものと思われる。

更には、飲み進めると口の中で甘みが蓄積され、その刺激も強さを増していく。

苦みは控えめだし、サラサラしてないから一気にゴクゴクゴク……系ではないな。

東南アジア系のビールとは違い、濃厚でもったりとした味わい。

濃厚な泡は最後まで。これにてエンジェルリングの完成。