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今回は『復刻特製ヱビス』をご紹介。
1890年から発売されていた商品で、当時は「恵比寿ビール」って名前だったそう。
130年近くの歴史があるヱビスも、実は販売を休止してた時期があったんだとか。
それが1943年~1971年。
それでも顧客からの要望に応え1971年に復活。
今回のラベルは、その復活当時のものを採用してるんだとか。
裏面にはヱビスビールのラベル変遷が。
発売当初(1890年)のラベルはこんな感じ。
そして今回の1972年Verはこんな感じ。
ラベルだけでなく製法も当時のものを再現したらしい。
アルコール度数は5%。
350mlでお値段205円(税込み)。
ってことでグラスへ注いでいく。
綺麗で濃厚そうな味わいがプンプン漂う黄金色。これぞヱビスって感じですな。
特段、普通のヱビスと変わり映えはしないんだけど、ラベルが少し違うだけでスペシャル感がすんごいする←単なるミーハー
泡は目が細やかで、持続もまあまあ。
ただ、正直言って普通のヱビスと変わり映えはしませんな。
そんでもって香りを確認。
麦芽の甘い香り。これぞヱビスだよな
ヱビスなんて久しく飲んでなかったけど、コレですよ。
じっくり抽出したんだろうな~って思わせる麦芽の濃厚な甘み。
それが鼻から一気に広がっていく。
ビールの本場ドイツの良質なビールたちにも引けを取らない重厚な香り。
これですよ。昭和47年っていうと生まれてなかったけど、当時の人たちは昔からこんな素敵なビールを堪能できてたんだな。
そのまま飲んでみると…
あぁ…濃厚な甘みと適度な苦みのバランスがたまらんよな
これですよ。この味ですよヱビスは。
まろやかな口当たりから、一気に広がる麦芽の濃厚な甘み。
じんわりと広がるこの感覚を堪能していると、シュッとキレのある苦みが訪れる。
そして最後には鼻から抜けていくホップの苦み。
これぞ王道オブ王道のビールですよ。
濃厚な甘み→キレのある苦み→ホップの苦みが鼻から漂う
この一連の流れがシンプルなんだけどすんごい素敵。
色んなビールを飲んでると、ど真ん中というか原点みたいなものを忘れちゃうんだけど、ふと中心点に戻してくれる。
さすが120年以上も愛され続けたビール。