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今回は『ホフブロイ -グシュマイディッヒ・ゲホプフター・ハロードリ-』をご紹介。
名前が長い!何文字あるんだよ。
造っているのはオクトーバーフェストでも有名なホフブロイ。
商品名の「ハロードリ」は「千鳥足の酔っ払い」って意味なんだとか。
このオジサンは酔っ払いなんだね
てっきりタップダンスでも踊ってるのかな?なんて思ったけど予想の遥か上を行くデザイン性。
まさか酔っ払いのオッサンをラベルにぶち込んでくるとは。
ドイツだから麦芽・ホップ・酵母・水だけのシンプルな造りなんだろうけど、ここまで名前が長いと何か特別な味わいを出している予感がプンプン。
夏限定醸造らしく、ネットで調べてもあまり見かけないマニアックな一杯。
アルコール度数は6.1%。
330mlでお値段円(税込み)。
ってことでグラスへ注いでいく。
いやっ濃い!濃厚や過ぎませんか?
グラスに注いだ瞬間に思ったんだけど、「アルトか?」「もしかしてIPAかも!?」なんて錯覚するほどのインパクト。
濁りはほとんど無いんだけど、麦芽をじっくりじっくり抽出したのでは?と思わせるほど濃厚なビジュアル。
泡は目が細やかで密度がある。軽やかで持続もまぁまぁ。3分くらいは層をしっかり保ってた。
そんでもって香りを確認。
あぁ……。濃厚で甘みのある麦芽の香り。そして不思議と爽やかな香りも漂ってくるぞ…
薫った瞬間にわかる。これは絶対に美味しい。
鼻を近づけた瞬間、麦芽の濃厚な甘みがフワッと広がってきた。これぞ王道のドイツビール!って感じ。ビール純粋令万歳!!
旨味をギュッとまとめた塊のようなインパクトがそこにはある。
しかしながら、不思議と爽やかな印象も受けたのだ。
これほどまでに濃厚で強烈でギッシリ詰まった旨み成分たっぷりのビールを香ると、逆に爽やかさまで感じてしまうのか。
ハロードリはそんな領域にまで達してしまったのか。
もはや凡人には理解不能。
この先どこまで頭がついていけるか不明だけど、とりあえず飲んでみると…
あぁ………。あぁ…………
あまりの美味しさに語彙力が一気に低下する例の現象が。
これよ!濃厚って言葉がチープに思えるほど、凝縮に凝縮を重ね、抽出に抽出を重ねた黄金の一滴を集めたような神秘的な味わい。
一口飲んだだけで思わず目がカッと見開いてしまうような衝撃。
ビール王国ドイツの実力がここまでだったとは……。いや、これ日本のブルワリーで味わえるか?改めてオクトーバーフェストの有り難さを痛感した。
濃厚なのにどれだけ飲んでも飽きがこないのはシンプルだからか。これを1ℓジョッキでガシガシ飲んでみたい。
これは是非ともオススメしたい。高いけど、それに見合った感動がある。そして
ドイツビール最高ぅ!!
ってなる。