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「お前はもう…死んでいる」
そう、今回紹介するのは、あの超絶有名漫画「北斗の拳」がデザインされたビール。
その北斗の拳が千葉市とコラボしてクラフトビールとして登場!
今回の企画は千葉のまちの礎を築いた千葉常胤の生誕900年、そして北斗の拳35周年を記念して実現したんだとか。
しかも千葉常胤が北斗七星を信仰していたらしく、北斗七星がキーとなる北斗の拳がイイ感じにマッチしていい感じに企画が完成したっぽい。そう、イイ感じに。
このシリーズ、全部で3本あるんだけど、まずはケンシロウ(ピルスナー)から頂いていく。
下の千葉常胤を描くのは、「義風堂々」で有名な武村勇治先生。このチョイス。さすが。わかってるぜ。
そして更に嬉しいのが、このビールを造るのが我らが千葉県を代表する「寒菊銘醸」ってこと。
九十九里オーシャンビール -IPA-を始め、粒ぞろいのブルワリーが造るだけあって、味もかなり期待できる。
アルコール度数は5%。
330mlでお値段540円(税込)。
ってことで早速グラスへ注いでいく。
ピルスナーらしい真っすぐな黄金色。濁りはなく、冷えたビールにグラスが曇っていく様がなんとも綺麗。
泡は濃密で立ちが素晴らしい。目が細やかだし持続性もバッチリ。
時間が経ってもグラスにそびえ立つ力強さを感じる。
そんでもって香りを確認。
あぁ…濃厚な甘みが広がっていく……
良質なピルスナーに見られる、麦芽の濃厚な甘み。
グラスに少し近づけただけで、ソレが鼻を包み込むようにフワッと広がっていく。
この優しい香り。ユリアを思うケンシロウの心と似ている(読んだことないけど)。
そのまま飲んでみると…
まろやかな飲み口と麦芽の甘みが……こりゃぁたまらん
世紀末を舞台とした漫画の世界観とはとても似つかない、まろやかで優しくて包み込まれる甘露な味わい。
飲み口はまろやかで舌触りもなめらか。でもスルスルと喉を通っていく柔らかさがある。
更には、前述の麦芽の濃厚な甘みが、これまた素晴らしい具合に広がっていくのよ。
さすがは我が地元である千葉県で造る寒菊銘醸の一杯。飲みやすさのなかにも素材の良さをしっかり引き出している。
1本500円と高めに感じるかも知れんが、原作ファンなら是非とも飲んでほしい。
限定5000本ってことで、あと4999本を死ぬ気で探してほしい。