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さあさあ遂に始まりました2019年。
元日の記念すべき日に紹介するのは『アンカー・フォグブレイカーIPA』。
今年の滑り出しを大好きなIPAで飾れるとは。幸先が良いでございます。
あのアンカー・スチームで一躍有名になったアンカー社から、数種類のホップが楽しめるIPAをレビュー。
1896年米国サンフランシスコにて創業。1960年代に大量生産ビールとは異なる「手造り」のビールを製品化した事により一大ブームを巻き起こしました。「AMERICA‘S FIRST CRAFT BREWERY」として有名です。
〈アンカーフォグブレイカーIPA〉
アンカーブリューイングのある、Potrero Hillは、霧に包まれたサンフランシスコでも最も晴れ間が多い場所です。
そんな地域から連想して造られた、フォグブレイカーIPAは、クリアな黄金色で、フレッシュなパインやジューシーなトロピカルフルーツを思わせる数種のホップを使用した、軽やかな味わいです。
ラベルの裏に書いてある「トロピカルフルーツを思わせる数種のホップを使用」って文字だけで大興奮。
IPAファンとしてはメッチャ期待が高まる字面に、早く飲みたい衝動が……。
アルコール度数は7%。
355mlでお値段420円(税込み)。
ってことでグラスへ注いでいく。
オレンジ色っぽいビジュアルで濁りもほんのりとある。
泡は目が粗め。だけども濃度が高いのか持続はしっかりアリ、数分は残っている。
IPAが大好きな俺はわかる。このオレンジ色に輝くIPAにハズレはないことを。
この『フォグブレイカー』も超絶に美味しいに決まっていることを。
よし、まずは香りを堪能してみることにしよう。
くぁーーー!!めっちゃ良い香り!!!
これです。IPAはこうでなくっちゃ。
鼻を少し近づけただけでブワッと漂ってくるパッションフルーツのような弾ける香り。
脳天をスコーーン!!と突き抜けるような爽快かつ暴力的なまでの刺激。
ホップ中毒である俺が「素晴らしい!」と表現せざるを得ないクオリティ。
もうこの時点で半分くらいは満足してるんだけど、ここまで来たからには味わいも楽しまなければ。
ってことでそのまま飲んでみる(ウキウキ)
ん?あれ?……お、おぉぉーーー!!!
30歳も目前のいい年したおっさんがビールを飲んで「おぉぉーー!!!」と言ってしまうほどの味わい。
何が凄いって、尻上がりに増していくホップの暴力的なまでの刺激。
爽快で刺激的な香りだっただけに出合い頭からバチコーーン!くるのかと思ったけど、最初の挨拶はいたって平穏。穏便オブ穏便。
IPAファンの俺としては物足りない感があったんだけど、そこから突如として襲い掛かってきた暴力的なまでの刺激。
ゴォォォオオ!!と唸り声を上げるかのように大好きな「ヤツ」がやってきたのだ。
これよコレ!やっぱりIPAはこうでなくっちゃ!
ビール初心者には到底理解できないかも知れんが、俺みたいなホップ中毒者はこの刺激が僥倖なのだ。
甘さは控えめでパッションフルーツの弾けるような香りがバシバシと俺の脳天を攻撃してくる。
そして何が素晴らしいって、この苦み&刺激は飲み進めていく毎に威力を増していくんだよ。
いやぁ、久しぶりに「THE・IPA」って感じの一杯を頂けた。