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今回は『ストラッフェ ヘンドリック・クアドルペル』をご紹介。
ストラッフェ ヘンドリックから2010年にリリースされた一杯。
造っているのはベルギーにある「ドゥ・ハルヴ・マーン」という1981年からある醸造所。
ベルギービールなんだけど修道院で造られているものとは違う模様。
だがしかし、驚くべき点は11%のアルコール度数。めっちゃ高いやん。
330mlでお値段649円(税込み)。
ってことでグラスへ注いでいく。
これは修道院で造られたビールですか?ってほどに濃厚なブラウン系。
修道院ビールと言えばベルギーだけど、そこで造られているのとは違うっぽい。でも見間違えるよな。
泡は目が細やかで濃密。高い所から注ぐとご覧の通り。
モコモコと密度の高い泡がこんもりと膨れ上がる。
そんでもって香りを確認。
甘さの中に色んな果実の香りがするな
素晴らしく濃厚な香り。
鼻を近づけた途端、キャラメルの甘い香りがフワッと漂ってくるのよ。
しかも甘さのなかにバナナのフルーティーな香りと、青りんごの酸味まで感じられる。
普段こういうビールを飲まない人からしたら「これビールなの!?」って驚嘆するだろう。
それほどにフルーティーかつ甘い香りが漂ってくる。
さすがベルギービール。奥の深さがとんでもない。これは味も期待できますな。
ってことで飲んでみると…
うっま……旨すぎだろ……。
この旨さ。クオリティ。なんと表現したら良いか。
まろやかな口当たりから広がるキャラメルのような濃厚な甘み。
長い時間タンクで熟成させたんだろう。自然とそう思わせるほどの強烈で、で心地よい酸味。
その後に広がるのは前述のバナナや青りんごのフルーティー香。
この一連の流れが、まるで芸術のように1つの作品となって肝臓へ訴えかけてくる。
少し口に含めて、この素晴らしい味わいをじっくりと堪能する。
1つ1つの味・香りを確かに感じながら、ゆっくり時間が流れていくのを楽しむ。
アカン。これは最高すぎる。
1本あたり650円とビールにしては高いけど、11%のアルコール度数然り、このクオリティ然り。
飲んで決して損はしないだろう。
まるでワインのようなビール。自分へのご褒美に飲んでみては如何?