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今回は『スカルピンIPA』をご紹介。
アメリカのカルフォルニア州にある「バラスポイント」ってブルワリーが造る一杯。
もともと小さなブルワリーだったのが、徐々に規模を拡大。
とある有名なビール評価サイトでは100点満点を獲得するなど、世界的にもかなり高評価を得ているのが今回のビール。
IPA好きには歓喜ですな。早く飲みたい飲みたい飲みたい……
なんとホップを5段階にも分けて投入する手法を取り入れているらしく、これがホップを更なるステージへと引き上げるんだとか。
早く香りを確かめたい確かめたい確かめたい………
スカルピンとはサンディエゴ沿岸に生息するカサゴのことらしい。
アルコール度数は7%。
355mlでお値段556円(税込)。
ってことで、いよいよグラスへ注いでいく瞬間。
オレンジ色に少しダークブラウンが混じったようなビジュアル。
濁りも若干あって、グラスの向こう側がぼやけるほど。
泡はいかにもIPA!って感じ。目の粗い割にモチモチ感があって数分はしっかり持続する。
そんでもって香りを確認。
んん!?香りはそこまで感じないぞ……
こりゃ驚いた。IPAと言えば底抜けたフレッシュでフルーティーな香りがするものも多い。それに魅了されてワイも大ファンになったのだ。
にも関わらず、『スカルピンIPA』はそういった主張が一切ない。
いや、正確にはある。あるけど、「ほんのり漂うシトラスっぽい香り」だけだ。
これは今までに嗅いだIPAとは一線異なるぞ。
「あぁ、僕は皆さんみたいな一般ピーポーとは違うので(笑)」とでも言いたいのだろうか。
まぁとにかく味を確かめてからにしよう。ってことで飲んでみる。
あぁ、なんだよメッチャ突き抜けてくるじゃん
今までのおしとやかな感じは何だったのか。
口に含めると、まさにIPA!THE王道ともいえる柑橘系のフレッシュな香りが広がっていく。
まさに辺り一面の景色を一変させるかのよう。
ただ、その香りも次第に甘みへと変化していく。
そう、今まで散々暴れたい放題やってたにも関わらず、ふとした時を境に、急にデレがやってくるのだ。
この甘みのお陰で、次の1口で再度訪れる苦みがより一層引き立てられるってもんよ。
素晴らしい。苦み一辺倒にならず最後まで楽しみ続けられる造り。
ラベルのデザインは置いといて、味に関してはピカイチ。是非とも飲んでみてほしい。