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今回は『メナブレア -エクスポートラガービール-』をご紹介。
「売上拡大のために生産量を増やすことはナンセンスだ!」と語るメナブレア社。
イタリアの頑固社長がこだわりを持って造っているメナブレアシリーズを今日から3日間連続で紹介していこうと思う。
今回のエクスポートラガーは、ペールラガーってスタイル。
ここの会社ではスタンダードな位置に置かれているらしく、ほのかなバニラの香りとフルーティーな香り、ラガー特有の飲みごたえが楽しめるんだとか。
アルコール度数は4.5%。
330mlでお値段398円(税込)。
ってことでグラスへ注いでいく。
綺麗な黄金色だね。
濁りなんぞ一切ない。グラスの向こう側がそのまんま見えるほど透き通ったビジュアル。
泡立ちは良く、軽やかで目が細やか。
シュワシュワと音を立てるんだけど、その割に持続は良くて側面にへばりつく感じも見られる。
そんでもって香りを確認。
麦芽の甘い香りのなかに潜む苦みが恐ろしいな
良質なラガーに見られる麦芽の甘み。
ただ、その裏に潜むホップに苦み。完全には姿を見せない感じが恐ろしい。
とんでもないものが甘みに隠れているのではないか。
そして、どことなくエールのような爽やかな香りも感じられる。
ラガーとエールの魅力、その両方を兼ね備える万能感。これは大物の予感。
そのまま飲んでみると…
カァーーー!サッパリしてるのに華やかな香りが…たまんねー!!
サッパリとした軽やかでゴクゴク飲めちゃう味わい。
キレのある苦み。良質なラガービールの如し。
グラスの半分を一気に飲み干してしまった。ただ、ただその後にまた新たな出会いがあった。
クゥーー!と唸ていると、爽やかで軽やかで華やかな香りがスーーっと鼻から抜けていったのだ。
エールビール特有の香り。
ラガーの爽快な飲み応えと、エールの上質な香り、その両方が一度に味わえてしまうのだ。
これは凄い(語彙力)。
一気に飲み干したい。けど香りを楽しみたいからじっくり飲みたい。
この相反する思いが交錯してしまう憎たらしいビールだ。